cariosの

エモ

GW

初日

上野駅の新幹線のホーム降りる手前のNewDays、微妙に店外にある「セルフレジ」の表示は、セルフレジの上だけじゃなく有人レジの上にも矢印とともに書いておくものだ。

■今回は途中下車し、富山駅近辺を観光へ。
駅近くの全てのロッカーは埋まっていた。スーツケース入れれるロッカーはせいぜい50個くらいクロネコヤマトの預かりサービスは、「もう一杯なんです」
観光詰んだ。舐めやがって…

 

疲労困憊でブチギレながら長い距離を30kgの塊を携えて美術館に着くとなんとロッカーがあり九死に一生を得
展示が面白かったので、学芸員に質問したが「よく知らないです」と言われたので、ボランティアの人?と思って焦りました。何を知ってほしい展示なのかちゃんとしなさい。
上のポップアート側のほうにいた学芸員さんの衣装がカッコよかったので、めっちゃカッコいいです〜と伝えたらイッセイミヤケとのことでした。なるへそやね
屋上の遊具で子供が楽しそうに遊んで、ヘトヘトになって楽しかったね。そばを通る神通川が自然だらけでキレイだった

■下のカフェで休もうとしたら導線を全く制御していなかったし案内の掲示もなかったし、なんか放置されてしまったので、どういう意味?となって帰ることにし、スタバへ向かうと死ぬほど行列してたので、まじでもうあかん、今日はもう最悪や、休憩できない、終わり終わり。と思ってGOでタクシー読んで駅のサンマルクで休んでたら立山から降りてきた帰りの長男がピックアップしてくれたのでギリ助かった。

サンマルク、ありがとう

海王丸パーク横の新湊大橋に登って軽く海を眺めたりした。
エレベータを開けて待ってくれた外国人自転車グループの人たちと話して、いろんな土地に住んでるけど、サイクリングのグループとしてつながってるとのこと。出身国も多分バラバラ。面白い…日本海側行こうぜってなったんだろうなーとか。

海や港を見ながら、工業地帯、貿易、地形、周辺の住人に思いを馳せたりする。
渡船で向こうから渡ってきて、万葉線がここまで来ているのはそういうことか、とか考えたり。。。どうかわからんけど。

■そして、このパーク周りに車を停めて、愛車を撮影している人の多さ!上下黒ジャージや、ヒョウ柄ギャルも混ざっている。
ギャルはノラネコに餌をやったりしている。
こういうピュアネスを目の当たりにするとなぜだかとても嬉しく、優しい気持ちになる。

余談だが昔、今の妻と免許合宿に行ったとき、最終日にいつもウェイウェイしてたギャルの一人が話しかけてくれて、「仲良さそうですよね」みたいな話して、本当にすごく可愛い人だと感じたことがある。
あとそのときは、免停をくらった反社のおじさんが一番暗い青年イジリながら仲良さそうにしてるの面白すぎて一緒に話したりして、ただのいい人だったりした

■あとで知ったがこのときなんかフェスをやっており、ヤツイとかマキシマムホルモンみたいなあれだったらしい。どおりでスルーした

■親向き合いの儀式をして、とりあえず区切りができたので良かったです。確かめなければ手に入らない、人生に必要なパズルのピースがやっと全部揃ったよ。大事なピースが一個足りなかったとしても、周囲のピースが揃えば、足りないピースの形はわかるのだ。

 

二日目

■伏木〜氷見の沿岸を観光。
急にこういう建物が出てくるのとかもバグ感あってよかったです

雨晴海岸とか、はまぁそこそこに。子供が海とかみて楽しそうで良かったです。

子供が暑いのかテンションが下がってきたので、早めの飯にする。混んでしまうので。

■観光用のでかい食堂、11:30。
表にある待ち時間の表示は空白。
だけど、ならびが20組くらい。うーん。しかし満席だが15分も並べば行けると踏んで並ぶ。
なぜか並んでる場所からメニューが一個も見えない。待ってる間に選べたほうがよいが。
さて、メニューどこかなと注文口近くまで見に行くと、メインの刺身系の定食が完売笑。
焼き魚がギリあるのかな、、、など不安な気持ちになっていたところ、
「すみません、お待ち1時間でーす」と響き渡った。
並んでから15分くらい経つが、「どこからどこまでが1時間なんだろうねー」と話してたら、提供に1時間とか言ってて、並んでる時間は数えないのか?と思ってたら、
「メニュー、うどんとカレーと〇〇だけです」とのこと。

1時間かかるうどんとカレー食べる奴がいるのか?
限定〇〇食とか書いた方がいいだろ…

そして、代わりに探したうまそうなご飯屋さんも全て完売か、行列だ。12時前だが?

どんどん来てくれってのぼり旗も誘導もある観光施設で、一旦何を食って欲しいんだろうと途方に暮れる。

富山に行ったら松屋すき家へ行くか、スーパーで魚や惣菜を買った方がいい。モールのフードコートも良いと思った。

着いてから、サンマルクセブンイレブンの店員以外、全ての店が知識や優しさがない気がした。
「富山の観光地どうした?」おじさんの誕生だ。終わってるよ俺は

その後、唯一、海鮮が食えて、並んでない店があったので海鮮丼を食べた。
海鮮丼は一回刺し身だけ別皿に移しちゃう。味が混ざるメリットが無いのよあれ…
まぁ、酢飯具合がほのかで美味しかった。それはそれとして、通されたお座敷が普通に「祖母の家の客間」だったので非日常を味わえてよかった。家族感が出た。

忍者ハットリくんのカラクリ時計は、一体何をやってるのかさっぱりわからないキモい作品だった。誰が考えたのあれ?


■さて、一旦ここでコーヒーを飲みたいぞ〜と、
コンビニも検討していたが兄が知っている良さげなコーヒー屋へ。
ところが、ここが最もホットなブチ切れスポットで凄かった

好みのコーヒーありますか、と聞かれたので、「アイスならモカ系ですかね。あとホットだと酸味と苦味が両方あって、舌に長く残る感覚が好きです」と伝えた。

これは以前の日記でお伝えしたとおり、店員と話すの楽しいなって感じで、向こうから聞いてきてくれたから、しっかりと伝えました。

さてアンサー。

スペシャリティコーヒーは、苦味というのが無いんです。」

どう言う意味?

「舌に残る感じっていうのがよくわからないですね」とも言われてしまった。
焙煎で苦味は出るでしょうに…そんなことあります?
(今思うと、渋み、のベクトルも添え忘れていたのかもしれません)

「えっと〜、いちおう〜コクがあるやつはこれで〜」とか言われたのでそれにした。まぁブルボンって書いてある銘柄はカルディのツッカーノブルボンで美味しかったので、良さげだとは思ったが。

しかし、どうにも理解ができず、フレーバーの評価に「苦味項目が無い」ことと、「苦味がない」は全く別の事象では?と思ったので、「スペシャリティコーヒーだから苦味が無い、というのがどうしてもつながらないのですが、どういうことですか?」と尋ねたところ、
スペシャリティコーヒーは、ピラミッドの頂点にあるんです、ファミレスやコンビニコーヒーは苦いと思いますけど、スペシャリティはそうじゃないんですよ、良かったら検索してみてください」と言われた

おっと、まさか「あなたが分からないのは、普段下劣なコーヒーを飲んでいるからだよ。ググレカスを頂いたので驚きました。もう俺はおしまいです。
「いやあなたが説明できないと駄目でしょ?」となりましたし、そのまま口から出てしまうこととなった。完全に喧嘩しないといけないので、あッ駄目だ!となって帰りました。
あと、コーヒーのフレーバーを説明するグラフが三角形グラフだったのでピラミッドがどれを指してるかも分からなかったのも味わい深かったです。
今度そいつが師事してると思われるコーヒー屋に同じ相談をしにいってなんて言うか確かめたいな?と思いました。
ちなみに、兄が注文済みのコーヒーを持ってきてくれたが、苦味はあったし舌に長く残って美味しかった。

マジでどういう意味なんだ。

店員は受け取りに残ってた兄に「怖くて泣きそうでした〜〜〜〜」などと軽口を叩いてたらしいし、「富山はそういうもんだから期待すんな」みたいに言われるし、
結局俺は異常者なんよな。マジ申し訳ないね。

地元にくるといつもこの気持ちに支配される。
違うって証明したくて叫んでたこともあったしうまく言ったと思ったのだけど
何も伝わらない。いつまでも難しい、無力感に襲われる。
そして諦めろといってくる家族全員。

 

■その後、子供が公園で遊びたいとのことでドラえもんの像がある公園へ。
ついた途端、緊急地震速報。ゾッとする数字が出る。
こういうときはすぐにツイッターの速報アカウント。
震度4ならとりあえず大丈夫、と判断。

長い滑り台が人気で子供に付き添っていったが、
普段は人がいないためか、あまり順番待ちの概念がなく、親の付添は少なく、ガヤガヤとしていて、GWに公園に行くということはこういうことも含むよな、、、と。
東京では割と公園が多く分散するイメージもあるので、急な情報量に驚いてしまった。
しかし子どもたちが楽しく遊べてとても良かったです。

 

■晩御飯は寿司を。
混雑がエグく、オープンと同時に満席。2周目のようだ。
寿司はだいたい1-1.5hで食い終わるので、それまで暇だと感じたので歩いて銭湯へ。
こっちはGW関係なく、日常使いのベテランだらけで普通に混雑している。
まぁ、本当に心身ともに疲れ果てていたので良かったです。

そして、風呂上がったらすぐに受付番号が呼ばれて、一秒も無駄にしないスキルが光ったな、と思いました

8人で受付したが、案内時に予め席が離れることを確認せずに通されたのでビックリしたり、写真に乗ってるものが乗ってない寿司や、頼んで無い寿司が3個くらい来たり、とにかくハチャメチャだったりもしたので、まじで今後は地元でチェーン店以外の外食やめます。寿司はというと、結構美味いは美味い気がしたが、スシローより高いならそうでないと困る。

 

家族兄弟は「そんなに怒るな」とよく分からないことを言う。
「そんなものだ」と。期待するな。と。
安い店だから仕方がない、と。たしかにそれはそうなのだが、そうじゃないフリで客を集めるべきではないと思う。
許し続けることは、薬機法や景品表示法違反も許容した過去の姿勢なのではと思ったり。
おそらく、この世界にプロはいない、という意味なのかもしれないが、そんなわけないと思うのだけど、どういう世界だろう。
プロの店員ではなく、そのへんに住んでいる人がしかたなく働いているという世界観かもしれなくて、
つまり相互監視があって意見表明出来ないすべきでない、感覚を照らし合わせ好きなモノを人と共有する喜びが存在しない、諦念の世界に思えてゾッとした。

別に何がどうしたいとかではない、その場で全員にコミュニケーションをとっているつもりだ。その上でなんだこいつ、という目線を向けられてしまう、というお話。

そもそも、コミュニケーションを取るのが間違いなんだろうか。

かつて、ラップで目立った時に、反応含めて田舎のことを「田舎はでっかいユニバーシティ(大学)」と評したことがあるのだけど、やはりそうだ。

サークルレベルの表現やコミュニティ、模擬店レベルの店舗運営。

学祭にチャチャを入れるなと、そういうわけだ。

高岡周りの、安い焼肉屋、プールの事故で、子供が亡くなっているのを俺は知っている。
プロ意識が高ければ、そんなこと起きなかったんじゃないかって俺は思ってる。

東京はきっとめちゃくちゃ恵まれている。
やっと他者を受け入れて話せると思ったのだけど。
俺に富山は無理だ、頭が爆発しそうになる。

そんな感じを確認できた旅でした。